Q1: マイクロビットやScratchをマスターした中学生の場合、次に何を学ばせるのが良いでしょうか?
A:
マイクロビットやScratchをマスターした場合、次の学びのステップとして以下のような内容をお勧めします:
- PythonやMicroPython: プログラミングの基礎からさらに進んだ学びに進むために最適です。
- ロブロックス(Roblox): ゲーム制作を通じてプログラミングや設計思考を学べます。
- マインクラフトのMOD制作やモデリング: 創造力を発揮できる人気の高い活動です。
一方で、HTML/CSSを用いたホームページ制作に進む場合、題材の選定やライティングスキルが必要になるため、最初から対応できる子どもは少ないです。そのため、初めて取り組む場合はサーティファイのWebクリエイター能力認定試験などの試験基準に沿ったカリキュラムを検討することをお勧めします。また、フォルダ構造や階層の理解が不足しているケースが多いため、最初はマンツーマンでの指導が適しています。
Q2: マインクラフト教育版はどのタイミングで導入するのが良いでしょうか?
A:
マインクラフト教育版は、以下のタイミングで導入するのが適切です:
- Scratchの入門後: プログラミングの基礎に慣れた後の体験型教材として活用します。
- Scratchに興味が湧かない場合の代替: 子どもによってはScratchよりもマインクラフトに興味を持つ場合があるため、興味を引き出すための選択肢として利用します。
ただし、マインクラフトはゲーム要素が強いため、特に序盤では信頼関係の構築や指導の制御が重要です。これがうまくいかないと、収拾がつかなくなる可能性があるため、慎重に進める必要があります。
Q3: Pythonの優先度を上げた方が良いという意見についてどう思いますか?
A:
Pythonは、シンプルでありながら応用範囲が広いプログラミング言語のため、学習の優先度を上げるのは非常に有効です。特に、以下の理由からお勧めできます:
- ロボット制御やデータ分析など、実用性が高い分野への応用が可能。
- MicroPythonを通じてマイクロビットとの連携も学べる。
- 子どもたちの将来の選択肢を広げるための基礎となる。
HTML/CSSを使用したホームページ制作は、一定の差別化が図れるものの、題材の選定やライティングといった付随スキルが必要になるため、Pythonに比べてハードルが高い場合があります。そのため、最初の優先順位としてPythonを上げるのは良い選択です。
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