はじめに
こんにちは!今回はスクラッチの基礎である「上下左右の動き」について学んでいきましょう。スクラッチを初めて使う方や、体験授業を受けたけれどもう一度復習したい方にぴったりの内容です。
スクラッチのプロジェクトを作成しよう
スクラッチにログインしたら「作る」ボタンを押して新しいプロジェクトを作成しましょう。アカウントがない場合は作成してください。
1. キャラクターの名前を変更する
プロジェクトを作成したら、キャラクター(スプライト)の名前を分かりやすいものに変更しましょう。小学生低学年の子どもには、ひらがなで名前をつけると分かりやすくなります。
2. 上下左右の動きを作成
キャラクターを矢印キーで動かせるようにプログラムを組みます。
- 上向き矢印が押されたとき → 90度に向ける → 10歩動かす
- 右向き矢印が押されたとき → 0度に向ける → 10歩動かす
- 左向き矢印が押されたとき → -90度に向ける → 10歩動かす
- 下向き矢印が押されたとき → 180度に向ける → 10歩動かす
これを、それぞれのイベントブロックを使って作成しましょう。プログラムが正しく動くか確認しながら進めてください。
3. ひっくり返らない設定をしよう
スクラッチでは、キャラクターが左右に動くとひっくり返ってしまうことがあります。その場合は、「回転方法を左右のみ」に設定すると、ひっくり返らずに動くようになります。
当たり判定を作ろう
次に、キャラクターが他のオブジェクト(アイテム)に触れたときに反応するようにしましょう。
1. スプライト(アイテム)を追加
- スプライトから「リンゴ」「バナナ」「犬」など好きなアイテムを追加します。
- 追加したアイテムは動かさず、キャラクターが触れたときに反応するようにします。
2. 当たり判定のプログラムを作成
キャラクターが特定のアイテムに触れたときに、異なる動作をするように設定します。
- 「ずっと」ブロックを使う(ずっと判定を取り続けるため)
- 「もし ○○ に触れたなら」ブロックを使う
- それぞれのアイテムに異なる効果をつける
- リンゴ:色を変える
- バナナ:渦巻きの効果
- 犬:次のコスチュームに変更
3. ブロックの組み方
以下のようにブロックを組みます。
ずっと
もし (リンゴ に触れた) なら
色の効果を変える
もし (バナナ に触れた) なら
渦巻きの効果を加える
もし (犬 に触れた) なら
次のコスチュームに変える
エラー対策とヒント
- 「ブロックを作ったのに動かない!」→ 「ずっと」ブロックがない可能性があります
- 「スプライトのプログラムが消えた!」→ スプライトごとにプログラムがあるので、キャラクターのプログラムを確認してください
- 「矢印キーを押しても動かない!」→ 向きを確認し、90度単位で設定されているか見直しましょう
まとめ
今回はスクラッチの基本である「キャラクターを矢印キーで動かす方法」と「当たり判定を作る方法」を学びました。スクラッチを使うと簡単にゲームを作ることができるので、ぜひ色々なアイディアを試してみてください!
次回は「自分でキャラクターのイラストを改造しよう!」というテーマで進めていきます。楽しみにしていてください!
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