今回は、情報処理技能検定試験【表計算】1級相当の問題をExcelで実際に解きながら、出題内容を丁寧に解説していきます。PDF問題は概要欄のリンクからダウンロード可能です。動画と一緒に、この記事も参考にしながら学んでいきましょう!
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問題
解答
📊問題概要
入力データと処理条件に従って、以下の作業を行います:
- 請求明細一覧表の作成
- 顧客マスタ・商品マスタの利用
- 数式・関数による集計
- 条件分岐による判定
- グラフの挿入と印刷設定
✍ステップ1:入力表とマスタの作成
顧客マスタと商品マスタの作成
- 商品マスタ:商品コード・商品名・単価を入力
- 顧客マスタ:顧客コード・顧客名などを入力
関連情報の抽出(VLOOKUP関数の使用)
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)
- 顧客名・商品名・単価をマスタから検索し自動入力
💡ステップ2:金額の計算とIF関数での判定
出荷額の算出(ROUNDDOWN関数)
=ROUNDDOWN(出荷数 * 商品単価, -2)
割引率の判定(IF関数ネスト)
=IF(出荷数>=1500, 0.05, IF(出荷数>=1000, 0.03, 0.02))
請求額の算出
=出荷額 * (1 - 割引率)
🧠ステップ3:複雑な判定ロジック(VLOOKUP + IF)
条件に応じて「○」「△」「◎◎」などの記号を表示させます。
- 請求額が250万以上か未満
- 出荷数が1500以上か未満
=VLOOKUP(請求額, 判定表範囲, IF(出荷数>=1500, 3, 2), TRUE)
🧮ステップ4:合計行と顧客別集計
SUM関数による合計
=SUM(範囲)
DSUM関数で条件付き合計
=DSUM(データベース, フィールド, 条件範囲)
顧客名の昇順ソート
- 「並べ替えとフィルター」→「ユーザー設定の並び替え」から操作可能
📈ステップ5:条件付き集計表とグラフ
集計条件例
- 請求額が250万円未満のデータ件数(DCOUNT)
- 商品名がセットパーツかつ割引率5%以上の出荷額合計(DSUM)
- ベスト電器以外で注文数1800以上の請求額の平均(DAVERAGE)
📌ステップ6:罫線・中央揃え・カンマ区切り・印刷設定
- 外枠太線/内側細線の使い分け
- 数字はカンマ区切りスタイルで見やすく
- セル結合と中央揃えで整形
- 印刷設定は「横方向」かつ「1ページに収める」
🏁最後に:集合縦棒グラフを作成!
- 対象範囲を選択し、挿入 → グラフ → 集合縦棒を選択
- タイトルに「顧客別請求集計グラフ」と入力
🎉お疲れ様でした!
ここまで読んでくれてありがとうございました!
動画と連動して演習を行うことで、情報処理技能検定1級の出題内容にしっかり対応できる力が身につきます。Excelの関数や書式設定、グラフ作成まで一通り学べますので、ぜひ何度も復習してみてください。
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