はじめに
スクラッチの基本操作を学んだら、次のステップとして「自分でイラストを改造する」ことに挑戦しましょう。本記事では、スクラッチのスプライトを編集し、オリジナルのキャラクターを作る方法を解説します。
1. まずは前回の復習
スクラッチの学習を進めるうえで、前回学んだ基本動作をしっかり身につけておくことが重要です。特に「ずっと」ブロックや「当たり判定」の設定は、今後のプログラミングで頻繁に使用します。
復習のポイント
- 上下左右の動きの実装
- 「ずっと」ブロックを活用した当たり判定
- 向きの設定(左右の反転を防ぐ)
この部分がスムーズにできるようになったら、次のステップに進みましょう。
2. スプライトの改造
2-1. 既存スプライトの編集
最初に、スクラッチにデフォルトで用意されているネコのスプライトを改造してみます。
- 「コスチューム」タブを開く
- 編集モードで形を変える
- 手足を大きくする
- 顔のパーツを移動する
- 色を変更する
- バケツツールを使用して体の色を変更
2-2. オリジナルスプライトを描く
「コスチューム」タブの「描く」機能を使って、完全オリジナルのキャラクターを作ることもできます。
- 新しいコスチュームを作成
- 「描く」ボタンをクリック
- 自由にキャラクターを作成
- ドット絵で描く
- 既存の形を組み合わせる
- PNGファイルとしてエクスポート・インポート
- 作成した画像をダウンロードして他のプロジェクトで再利用
2-3. 画像の軽量化と編集の注意点
スクラッチのコスチューム編集では、「ビットマップ」と「ベクター」の2種類の描画モードがあります。子どもたちが編集するときに、消しゴムツールを使いすぎて画面が重くなることがあるため、適宜「ビットマップに変換」して軽量化することが重要です。
3. 自作キャラクターでプログラミング
作成したスプライトを活用し、ゲームに組み込んでみましょう。
3-1. キャラクターの動きの設定
前回の復習を活かし、キャラクターの動きをプログラムしていきます。
- 「矢印キーが押されたとき」に移動
- 向きを適切に設定
3-2. 敵キャラやアイテムの配置
自分で描いたキャラクターを活かし、敵キャラやアイテムとして配置できます。
- 当たり判定を設定
- 触れたときのアクションを指定
- アニメーションを追加
4. まとめ
スクラッチでは、プログラムだけでなく「自分でデザインを作る」ことも重要な要素です。今回の学習を通じて、以下のことができるようになりました。
✅ スプライトの編集・改造 ✅ オリジナルキャラクターの作成 ✅ ゲームに組み込むための準備
次回は「敵の動き」を作成していきます。引き続き、楽しみながらプログラミングを学びましょう!
コメント