Minecraft Education(教育版マインクラフト)のMakeCodeを使うと、手作業では時間がかかる整地や建築をプログラムで自動化できます。本記事では、自動整地・家づくり・村づくりの解説動画を教材にして、座標、イベント、繰り返し、デバッグを学ぶ授業の組み立て方を紹介します。
授業の概要
| 対象 | 小学校高学年〜中学生 |
|---|---|
| 時間 | 50分の体験授業、または90分の制作授業 |
| 環境 | Minecraft Education、MakeCodeを利用できる端末、テスト用ワールド |
| 主な学習 | 相対座標、イベント、繰り返し、処理の分解、デバッグ |
| 成果物 | 自動整地プログラム、または自動建築プログラム |
解説動画
動画では、整地の基本から、プレイヤーが歩くと周囲を整地する処理、家の自動建築、窓・ドア・家具の配置、ループとテレポートを使った村づくりまで順に解説しています。
動画を見るポイント
- 0:26〜:fillコマンドとMakeCodeの違い
- 1:44〜:歩くだけで自動整地するプログラム
- 3:51〜:一度の実行で家を建てる処理
- 5:07〜:空洞・窓・ドア・家具の配置
- 9:16〜:ループとテレポートを使った村づくり
50分の体験授業案
| 時間 | 活動 | 講師のポイント |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 完成例を見せ、手作業と自動化の違いを考える | 「同じ作業を100回行うならどうする?」と問いかける |
| 5〜12分 | 動画の整地部分を見る | X・Y・Zがどの方向を示すか確認する |
| 12〜27分 | 自動整地プログラムを作成して実行する | 最初は狭い範囲で試し、数値を一つずつ変える |
| 27〜37分 | 範囲・深さ・ブロックの種類を変更する | 変更前に結果を予想させる |
| 37〜45分 | 結果と失敗を共有する | 成功だけでなく、予想外の結果と修正方法を評価する |
| 45〜50分 | 出口カードに予想・結果・修正点を書く | 座標を一つ変えたときの結果を自分の言葉で説明させる |
90分授業へ発展させる場合
- 整地プログラムを完成させる
- 家の外枠と内部の空洞を別々の処理に分ける
- 窓、ドア、照明などを相対座標で配置する
- 繰り返しを使い、間隔をそろえて複数の建物を配置する
- ペアでコードを交換し、意図どおり動くかテストする
授業前に確認すること
- 必ずコピーしたテスト用ワールドで実行する
- 最初から大きな範囲を指定せず、小さな数値で動作確認する
- 座標の基準がプレイヤー位置か、ワールド全体かを確認する
- 端末ごとのMinecraft EducationとMakeCodeの画面差を事前に確認する
- 失敗時に戻せるよう、授業開始前のワールドを保存する
評価の観点
- 座標:数値と配置結果の関係を説明できる
- 分解:壁、空洞、窓などを別の処理として考えられる
- 繰り返し:同じ処理をまとめる理由を理解している
- デバッグ:予想と違う結果から、変更する場所を考えられる
- 表現:目的に合わせて建物や町へ工夫を加えられる
発展課題
家の大きさを変数で指定する、道路と街灯を一定間隔で置く、建物の種類を条件で切り替えるなどの課題へ発展できます。単に大きな建物を作るのではなく、「どの処理を自動化すると便利か」を考えさせると、プログラミングの目的が明確になります。

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